□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年01月12日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。トランプ次期米大統領の記者会見が行われています。金やドル相場の視点から、どのような評価が必要なのかを検証します。 =================================== マーケットの疑問に何も答えなかったトランプ記者会見と金相場 =================================== <トランプ・リスクの消化が続く> 1月11日にトランプ米次期大統領が記者会見を行った。昨年11月8日の大統領選後の初の記者会見とあって、マーケットでもトランプ政権下におけるマクロ経済運営に対する手掛かりを得ようと、高い関心を集めていた。 米大統領選後のマーケットは、トランプ氏が選挙キャンペーン中に打ち出していた大規模財政出動や大型減税といった動きが米実体経済にフレンドリーな政策であるとの評価から、株高・米金利上昇・ドル高と典型的なリスクオン型の相場反応を示していた。トランプ氏が当選すれば先行き不透明感からリスクオフ化が進むとの見方が大勢を占めていたが、優勢が伝えられていたクリントン氏が当選していれば実現しなかったようなリスクオンの地合が実現したことは、皮肉としか言いようがない。… … …(記事全文4,020文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)