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＜949号：これからの大地震の根拠を明らかにする＞

2018年07月11日：地震学の予想の現在の検討

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著者：Systems　Research　Ltd. Consultant吉田繁治
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おはようございます。西日本一帯で、史上最大の降雨があり、山から津波が襲ったかのような被害が、山陽一帯の広範囲な地域で報告されています。

豪雨の7月6日には、東京で講演と雑誌インタビューの予定があったので、新大阪から出かけました。講演は、聴衆が来ているので中止はできません。

切符売り場に1000人以上の人が列をなし、買える見込みがない。新大阪～東京は、たぶん数百回以上（千回か？）は往復していますが、新幹線は動いているのに、切符が買えないのは初めてのことでした。

忙しく対応している駅員をやっと1人探し、「どこかにある自販機で買えないか」と訊ねると、普段は目立たず、空いているかも知れないところに案内されたのです。

乗車券と特急券だけを買い乗りました。指定券は動いていた大阪～東京間でも、販売していませんでした。東海道線はいくつも、大きな川を横切りますが、中部から関東での雨は少なくても、上流での降雨から、すべて泥水の濁流になっていました。

なんとか90分の講演と、2時間のインタビューの開始には間に合いました。前泊しなければならないと、いつも思ってはいても、その日になると、別の用事にかまけて、果たせていません。

それにしても最近、自然災害が多い。当地では、約1か月前、6月18日の大阪北部地震に続いています。マグニチュードは6.1、震度は、木造瓦屋根の住宅が壊れることが多い6弱でした。

今度の大雨は、北部地震があったと地域では、大被害をもたらすように激しくはなかった。甚大な被害は瀬戸内海沿岸地帯でした。

大雨も、大地震と同じように予知ができていません。地震、気象、そして株価や経済現象は、多くの要素の「原因→結果」が複雑に絡んだ「複雑系」です。

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…（記事全文10,302文字）