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＜944号：イタリアの政治波乱とユーロ＞

2018年06月06日：ポピュリズムの反グロ－バル政策

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著者：Systems　Research　Ltd. Consultant吉田繁治
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おはようございます。わが国の流通小売業そして外食産業を含むサービス業の「生産性問題」を前3号にわたって取りあげました。

今後10年にわたって、これらの業種の経営の中心課題は、人的な作業生産性の上昇でしょう。人時生産性、つまり、「付加価値額（流通小売では粗利益額）÷労働人時」を、2倍を目標に上昇させるように、人的な作業の方法・手順の合理化を図らねばならない。
1年に7％上昇させたとき10年で2倍です。

方法は、フレデリック・テイラーが行ったタイムスタディ（時間研究）です。一連の作業を単位に分け、作業名を付けて、それぞれの人時数（かかっている労働時間数）を計測します。店舗では、作業名の欄のある作業日報に、使った時間を記入してもらい、集計する。数回取り上げましたが、モデル的に言えば、以下の13分類になるでしょう。細かすぎるのはよくない。分けすぎると記入が不正確になるからです。作業の段取り変えと、手待ちの時間もいれます。休憩時間も別に記入します。

【店舗の作業分類：13項目】
（1）商品の入荷/検収作業
（2）棚への商品陳列作業（店内搬送を含む）
（3）棚調べ作業（商品の鮮度管理を含む）
（4）発注計算/発注処理作業
（5）販売/接客作業
（6）店内調理/食材加工作業（食品SMのとき）
（7）レジ作業
（8）陳列商品変更作業（価格変更を含む）
（9）値札・POP作業

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…（記事全文12,565文字）