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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:米国の長期金利の上昇が意味すること

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.938 <938号:米国の長期金利の上昇が意味すること> 2018年04月25日: 国際金融市場の変化の兆候 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-46107.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2018042610000045587 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。米国債が売り超になり、長期金利が3%に達しています(4月24日)。2014年以来の出口政策をはさんで、もっとも高い金利です。 各国の長期金利は、10年債(満期10年の国債)の利回りです。国債が売り超になると価格は下がって、金利が上がります。逆に、買いが多いときは国債の価格は上がり、金利は下がります。 ●米国の長期金利が3%に上がったことは、世界からの米国の長期債が売り超になって、価格が下がったことです。金利水準が低いときは、0.2%から0.3%の金利の変化でも、金融面では、重い意味をもちます。 長期金利は、国債価格が決めます。米国債が世界の債券市場(金融機関の店頭)で売り超になり、買われる価格まで下がったことを意味するのです。 (注1)金利1.5%の、残存期間10年の国債が売られ、利回りが3%に上がると、国債価格は「1.15÷1.30=0.884・・・11.6%」下がります。 安全債券とされる国債のリスクは、金利の上昇です。米国の政府債務も、リーマン危機のあとの財政支出の増加によって増え続けて、米国GDPの1.1倍の$22兆(2300兆円)達しています。円国債の2倍以上です。1年に$1兆(108兆円)は増えているからです。 (注2)残高が約1000兆円の、日本の円国債では、長期金利(現在は0.039%)が2.5%以上に上がると、政府は、発行金利が上る借換債(約110兆円)と新規債(約35兆円)利払いが、困難になります。金利上昇が長期化すれば、約2年で、財政の破産(政府のデフォルト)に向かうでしょう。利払いのために増発しなければならない国債が、金利を上げるサイクルに入るからです。 1980年代の後期から、主要国(米国、欧州、日本)の金利は自由化されています。中央銀行が、長期金利を決めるのではない。債券市場での、長期債の価格変動で金利が決まるということです。金融の短期と長期は1年で分けます。 長期金利が自由化された理由は、資本規制が撤廃され国際的な通貨の売買が、ハードカレンシーでは自由になったからです。
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