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吉田繁治 (経営コンサルタント )

吉田繁治

ビジネス知識源プレミアム:常識と異なるところのあるファイナンス理論(2)

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1か月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.895 <895号:常識と異なるところのある現代ファイナンス理論(2)> 2017年8月09日: 4つのノーベル賞のファイナンス理論 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-41114.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2017081010000040528 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール    yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。今日の暑さは、格別でした。体感は40度です。昨年、7月のゴルフで軽い熱中症にかかったことがあります。むかむかとして、フラフラもし、パーティを途中で退席したのです。スポーツドリンクを十分すぎるくらいとっても効果はなかった。水の飲みすぎが、逆に熱中症を呼んだのかと思ったところでした。 前号では、金融商品の価格の不確実性につい述べました。 端的には、2万円の日経平均が、明日上がるか下がるかは、50:50であることが真実であるということです。これが不確実性(uncertainty)です。 【罫線派が多いが・・・】 一方で、株価については、「罫線派(=テクニカル分析派)」も多い。長期あるいは短期の法則があるとする人々です。その傾向をもとに売買をしています。ランダムウォークをする株価の確率的な変動にも、傾向があるというものです。 実は、その株価の傾向は「罫線をもとに売買する人が多い」ために生まれてるものです。上げのトレンドと見ると買う人が増える。買いが増えれば、株価は上がります。下げのトレンドの時は逆です。売りが増え、下げの傾向が強化されます。 投資家でもあったケインズは、この傾向を「美人投票」と言っています。英国の新聞にあった、女性の写真を並べて、一番の美人を当てるゲームです。勝つには、自分が美人と思う人ではなく、多くの人が美人と考える人を、当てねばならない。これが傾向です。 【自己強化する投資家心理】 87歳にして現役の投資家、ジョージ・ソロスは、同じことを「自己強化」と呼びました。大きなバブルの崩壊のとき、株価が「半値・八掛け・2割引=0.5×0.8×0.8=0.32=32%」と、ほぼ1/3にまで底値が下がることが多いのは、売りが売りを呼ぶ自己強化が、傾向を生むためです。 多くの人が恐怖を感じたとき、株価は、激しく理論価格以下に下げます。皆が逃げる、その底値は、千載一遇の買いの好機です。ロスチャイルド家が200年間、実践してきたことがこれです。皆が売る恐慌の時期は、買いでした。あとの数年、あるいはそれ以上の期間では、必ず反発する傾向をもつからです。このため、国債や株で売り浴びせて恐慌を作ることさえ行ったのです。
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