■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1か月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.887 <887号:日本型コンビニはなぜ世界に広がったのか(1)> 2017年6月28日:リテイルサポートと店長機能 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-40307.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2017062910000039713 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。3泊4日の台湾旅行から、帰りました。台湾は太陽がもっとも北に行く「北回帰線」の直下です。6月には、太陽が真上にあり、自分の影が丸まってしぼみます。気温は35度付近でした。モンスーン地帯ですから夏の湿度は高く、日本の7月末から8月を超える暑さでしょう。台湾は、いままで機会がなく、初めての訪問でした。 九州より少し狭い「島」に、沖縄を含む九州の人口(1310万人:日本の約1割)の1.8倍、2352万人が住んでいます。人口密度は、高い。1人あたりの経済規模を示すGDPは、2.4万ドル(264万円)ですから、韓国(2.7万ドル:300万円)より少し低く、日本(417万円)の60%です。中国が$8100(89万円)ですからその3倍です。 物価は、住宅を除けば、総じて日本の60%くらいの感じです。住宅は日本より高い。人口が270万人の首都台北では、東京並み3LDKで約7000万円。大阪の約2倍です。2001年に比べて、約3倍に上がっています。同期間で6倍に上がった中国の不動産バブルの、1/2の規模の値上がりです。 人口密度が、日本平均の2倍のため、台北の高級住宅は2億円や3億円を超えています。ほぼNY並みです。ただし、密集度が最も高い香港は5億円以上とそれより高い。世界の主要都市の不動産は、株価以上に、共通の過剰流動性バブルです。 2000年代の台湾は、リーマン危機前の2007年まで、実質GDPで5%から6%の成長をしています。08年以降は、1%から3%台と下がっています。 シャープを買収した鴻海(ホンファイ)などのエレクトロニクスの産業では、ほとんどの工場は、深セン(しんせん)などの中国にあります。中国は、香港、台湾、日本、米国、ドイツ、オランダからの外資の導入で成長したのです。中国の総輸出の50%は外資企業が担(にな)っています。 2016年の、世界から日本への、インバウンドの観光客は2404万人で、前年が1974万人でしたから、430万人(22%)増えています。1位が中国からの637万人、2位が韓国の509万人、3位が台湾で416万人です。4位が香港からの183万人、5位が米国124万人、6位がタイの90万人です。アジアが84%と圧倒的で、欧米系は12%です。 台湾の人口は2352万人です。そのうち、1年に416万人が訪日観光をしています。1人1回とすれば、実に全台湾人の5.6人のうち1人が、1年に1回は、日本観光をしているという高さです。台湾からの訪日密度は世界1です。 55歳くらい見えるガイドさんが言っていました。「台湾にも慰安婦問題はあったね。でも、韓国のようには言わないよ。台湾人には統治時代から、日本人が好きだった人が多いから。」… … …(記事全文7,820文字)
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吉田繁治 (経営コンサルタント )