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         2017年6月7日： 情報の電子データ化

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著者：Systems　Research　Ltd. Consultant吉田繁治
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おはようございます。スペインを本社とするファッションの、ZARA（ザラ）という店舗があります。世界での総年商は3兆円と、アパレルのトップ企業です。

日本法人の売上は650億円で約100店です。1店舗あたり6．5億円くらいを売っていますから、売上では、食品も売るスパー・ドラッグストア並みです。全国に224店がある百貨店のように、大都市部の、大商圏の都心店が多い。

ベーシックな分野で同じファスト・ファッションのユニクロは、国内が837店、海外が958店で、合計1795店舗です（2016年末）。1年に60店から70店の純増（≒開店数約90店－閉店数約30店）があります。16年8月期の年商は1兆7864億円です。

1店舗では平均10億円と売上は大きい。海外で生産し、国内で販売するSPA型のファスト・ファッションの粗利益率（値入率－商品ロス率）は、45～50％くらいです。

わが国の衣料の生産の95％は、アジアを中心とする海外です。

ファスト・ファッションとは、ファスト・フードからきたもので、「中低価格帯の衣料を、短い生産サイクルで海外生産し（SPA）、販売する」という意味をもっています。ユニクロ、GU、しまむら、コムサ、ハニーズ、GAP、fOREVER 21、H＆Mなどはファスト・ファッションです。

ZARAはこのファスト・ファッションで世界の大手です。ZARAよりは価格帯が低い、スウェーデン本社のH＆M（ヘネス・アンド・マウッツ）がZARAと拮抗しています（総年商2．99兆円：2015年）。

世界で3924店あり、1年に400店くらい増えています。ファッションでは低い価格帯の店舗が、1店売上では、1.5倍から2倍になっています。

価格幅が大きなファッションの店舗売上は、価格帯の低さに反比例するという原則が見えます。1店舗売上＝1÷相対価格（％）

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…（記事全文12,857文字）