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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

米朝首脳会談に舵を切ったトランプに不満だった安倍首相
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月7月25日第511号 ■   =============================================================   米朝首脳会談に舵を切ったトランプに不満だった安倍首相  =============================================================  米朝首脳会談が実現するかどうかまだわからなった時、安倍首相は北朝鮮への圧力一辺倒の姿勢を崩さなかった。  それを隠そうともしなかった。  ところが、トランプ大統領が北朝鮮の非核化と体制保証のディールに踏み切ったのを見て、トランプ大統領の判断を尊重すると言って米朝合意を喜んで見せた。  この豹変ぶりには誰もが笑ったが、本当はトランプ大統領の決断に不満だったのだ。  その事を、読売新聞の調査研究本部客員研究員という肩書の小田尚という記者が教えてくれた。  すなわち、7月21日の読売新聞「補助線」というコラムで、小田氏が書いていた次のくだりに私は注目した。  「(米朝首脳会談という)この歴史的会談から一カ月余。安倍首相らの評価は、米朝両首脳が非核化というゴールを設定し、合意した意義は小さくない、との期待感に変わりはない」  そう書いた後で、小田氏は次のように安倍首相の語った言葉を暴露してくれた。  「・・・首相に不満が残るとしたら、8月に予定されていた米韓合同軍事演習を『挑発的』、『高額だ』として中止を表明した事だ。『トランプ氏が演習のコスト削減を持ち出し、北への迫力は半減した。想定外だ。あと1年は軍事で押すところだったのに・・・』・・・」  これが安倍首相の本音だったのだ。  どこまでも北朝鮮に対する圧力の好きな安倍首相だ。  どこまでも軍事優先の安倍首相だ。  安倍首相は、平和憲法は変えない、自衛隊の合憲を明記するだけだ、と繰り返している。  しかし、その安倍首相の言葉が、いかにウソであるかということである。  安倍首相には、憲法9条を変えさせていけない。  たとえ自衛隊合憲を明記する改憲であってもだ。  変えさせてしまえば、あとは歯止めが利かなくなる。  それを教えてくれた小田尚記者の論説である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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