□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１８月３月７日第１８５号
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　　ここまで来ても北朝鮮の融和を素直に喜べない日本の異常さ

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　たとえ、それが北朝鮮の外交攻勢であり、それに対する韓国の屈服であってもだ。

　いま我々が目にしているのは北朝鮮の有事を回避して、話し合いによる解決を模索する動きだ。

　日本がそれを支援しろとまでは言わない。

　しかし、なぜ隣国の日本がそれを素直に歓迎できないのだろうか。

　外交の失敗が明らかになる安倍政権が喜べないのはわかる。

　右翼の産経や読売が韓国や北朝鮮を批判するのは勝手だ。

　しかし、南北首脳会談合意にまで及んだ北朝鮮の融和的動きについて、朝日も毎日も東京も、今でも警戒的であるのはどういう事だろう。

　きょうの毎日新聞の社説は、北朝鮮の本質的な変化見る事は難しい、非核化につながらなければいけないと社説で書いている。

　東京新聞の社説に至っては、南北首脳会談の合意は「唐突な発表だった」と水をかけている。

　南北首脳会談の合意をすかさず歓迎する声明を出した護憲政党があったとは聞かない。

　これでは世論が歓迎しないはずだ。

　こんな日本はおかしい。

　こんな日本では憲法９条を世界に誇る資格はない（了）


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編集・発行：天木直人

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