Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

F2後継機の国産を断念した本当の理由を開かない朝日
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月3月6日第179号 ■   ==============================================================     F2後継機の国産を断念した本当の理由を開かない朝日と読売  =============================================================  きのうの朝日がスクーㇷ゚し、きょうの読売が後追い記事を書いた。  すなわち、2030年ごろから退役する航空自衛隊の戦闘機F2の後継機について、防衛省は国産開発を断念する方向で最終調整に入った事がわかったと。  今後は国際共同開発を軸に検討を進めることになると。  私が注目したのは、朝日も読売も、断念の理由として、巨額の予算がかかり財務省が難色を示したからだ、と書いているところだ。  これはおかしい。  今の安倍政権は、国策とあれば財務官僚をねじ伏せて予算を出させる政治力を持っているはずだ。  おまけに、国産の戦闘機を持つことは安倍首相の望むところに違いなく、国内の軍需産業も喜ぶはずだ。アベノミクスにも役立つ。  それなのに国産開発を断念したということは、他にもっと大きな理由があるということだ。  それは、ズバリ、米国がそれを許さないからに違いない。  米国は自らの軍事技術を日本に渡さない。  だから共同開発しかないのだ。  それよりも何よりも、日本にもっともっと米国の戦闘機を買わせる必要がある。  日本が国産の戦闘機を作る事など、決して認められないのだ。  その理由を、読売新聞が書かないのはわかる。  安倍首相の対米従属ぶりを書くわけにはいかないからだ。  しかし、安倍批判の朝日がその事に全く触れないのはどうした事か。  それは、朝日が何よりも日米同盟を重視する新聞社であるからだ。  朝日が安倍降ろしに舵を切った事は、いまや皆が言い始めた。  しかし、誰が安倍首相に代わってこの国の首相になっても、その首相の日米同盟重視の外交・安保政策を朝日は批判することはない。  自民党政権が続くはずである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年4月19日に利用を開始した場合、2024年4月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年5月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

銀行振込では、振込先(弊社口座)は次の銀行になります。

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する