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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

安倍首相の9条改憲を批判した朝日の社説の見事さとその限界
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月2月9日第117号 ■   ==============================================================     安倍首相の9条改憲を批判した朝日の社説の見事さとその限界  =============================================================  きょう2月9日の朝日新聞が、ここにきて急に発言を過激化させてきた安倍首相の自衛隊明記9条改憲について、その矛盾を見事に喝破した社説を掲げている。  朝日に敬意を表してその内容をここで繰り返さないが、一言で言えば自衛隊明記だけの憲法9条改憲は、あり得ない矛盾であるということだ。  これを読むと、こんな馬鹿なことを言い出した安倍首相の尻ぬぐいをさせられる自民党が、これから、いかに困難なジレンマを抱えることになるか、一目瞭然だ。  私が繰り返し書いて来たように、我々護憲を願う者は、自民党が結論を出すまで、ただ黙って自民党内の議論を高みの見物しているだけでいいのだ。  もし安倍首相から議論を吹っかけられたら、きょう2月9日のこの朝日の社説に書かれていることをおうむ返しに言い返せばいいのだ。  さすがは護憲紙ナンバーワンの朝日新聞だ。  しかし、その朝日新聞が決して書かない事がある。  それは、憲法9条違反である日米安保条約(日米地位協定)の改定である。  たとえ安倍首相が憲法9条を改憲できなくても、憲法9条違反の日米軍事協力関係は、もはや憲法9条を否定するまでに至っている。  そして、それは、今後ますます、もはや憲法9条論議が無意味になるほど、進む事になる。  この事に、一言も言及しない朝日新聞が、いくら安倍首相の9条改憲に反対しても、説得力はない。  朝日新聞の大いなる矛盾であり、限界である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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