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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

米国第一主義のトランプ初の国防戦略と日本の危機
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月1月22日第76 ■   ==============================================================     米国第一主義のトランプ初の国防戦略と日本の危機  =============================================================  ついにトランプ大統領が初の国防戦略を19日に発表した。  報じられているその内容は、衝撃的だ。  米国の国防力は誰にも負けてはいけないと公言している。  これこそが究極の米国第一主義だ。  経済における米国第一主義は、所詮は金で済む事だ。  しかし、安全保障・国防における米国第一主義は、人命に直結する。  その安全保障・国防において、誰にも負けないと言っているのだ。  そして、米国の安全保障政策の最優先事項はテロではなく大国間競争だという。  その大国とは中国とロシアだと名指している。  ここまではっきりと中国とロシアを名指しして仮想敵国視した米国の国防戦略を私は見た事がない。  極めつけは、そのために軍事力を増強し、同盟国との関係を強化すると言っているところだ。  こんな国防戦略を堂々と宣言し、実行しようとしている米国なのに、その米国との関係盤石だと誇って100%ともに進むと宣言しているのが安倍政権だ。  これではいくら予算があっても足りない。  世界を敵に回す事になる。  こんな外交・安保政策は、戦後70年余り、どの自民党政権でさえあり得なかったことだ。  ついに日本の外交・安保政策は、安倍首相の手で行き着くところまで行ってしまうことになる。  そう思っていたら、何と小野寺防衛大臣がきのう1月21日、米国が発表した国防戦略を知った上で、熊本で記者に語ったという。    同盟国との連携強化が言及されていることを歓迎した上で、日米同盟の抑止力・対処力を強化していきたい、と語ったというのだ。  さきのカナダにおける外相会合で、北朝鮮との戦争を煽った河野大臣といい、今度の小野寺防衛大臣の発言といい、もはや安倍政権の外交・安保政策は異常だ。  いくら安倍政権が異常であるからといって、外交・安保政策でここまで狂ってしまったら、国民の命は本当に危うくなる。  一刻も早く安倍政権を降ろさなくてはいけない。  野党がそれを出来ない以上、自民党の手でそれをするしかない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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