□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月1月2日第3号 ■ ============================================================== 突如として起きたイランの反政府デモとチラつく米国の影 ============================================================== 突如として、イランで反政府デモが起きた。 事情通なら、その裏に米国の工作があるに違いないと疑うだろう。 無理もない。 米国にはその先例がある。 すなわち米CIAは1953年、大衆反乱を誘発してモサデク政権を倒し、親米のパーレビ政権をつくった先例があるからだ。 それに加え、昨年12月28日には、米ニュースサイト「アクシオス」が、イスラエルと米国がイランの核兵器開発阻止に向けて秘密共同工作計画に合意したと報じた(12月30日産経)からだ。 そう思っていたら、トランプ大統領がツイッターでイランの反政府デモを支持する発言をしたらしい(1月1日朝日) 「イラン政府は市民の権利を尊重すべきだ」と。 これを見て私は米国の工作はないだろうと思った。 なぜならば、これでは工作をしましたと自ら認めているようなものだからだ。 いくら何でも工作を命令した者が、みずからそれをバラスはずがないからだ。 いや、むしろ、これはまさしく米国がイラン反政府デモを工作しましたと認めた証拠ではないのか。 それほどトランプという大統領は、本音と建前が使い分けられない、いや馬鹿正直な、大統領なのかもかもしれないからだ。 どっちにころんでも米国の工作の疑いの強い、突如として起きたイランの反体制デモである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)