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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

谷内NSC局長の役立たずを書けないメディの腰砕け
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017月12月12日第966号 ■   ==============================================================       谷内NSC局長の役立たずを書けないメディの腰砕け  ==============================================================  きょう12月12日の朝日新聞が書いた。  日本が米国から地上配備型迎撃ミサイルシステム(イージスアショア)を導入することを決めたことについて、ロシアが反発し、対抗策としてロシアが千島列島の軍備を強化する計画が明らかになったと。  自衛隊が運用するからロシアへの脅威にはならないと説明する日本に対し、その装備は米国が管理しているから心配するのだ、とロシアは反論したと。  この朝日の記事は、すでに報道された通りだ。  目新しいものは何もない。  私がこの朝日の記事で驚いたのは、外務省幹部がもはや「領土交渉だけを進めてもうまくいかない」と語り、防衛省幹部が「軍事的に考えればロシアが北方領土を返還することはあり得ない」と語っていると書かれていたところだ。  何をいまさらそんな事を言っているのか。  何をいまさらそんな記事を朝日は書いているのか。  そう思って読み進めるとさらに驚いた。  ロシアの理解を得るために谷内正太郎国家安全保障局長が12月13日にも訪露するという。  何をいまさら谷内局長の派遣だ。  谷内局長こそ昨年末のプーチン来日のお膳だてをした責任者だ。  あの時プーチンから、北方領土を返還したら、在日米軍がそこに駐留しない事を約束できるかと聞かれ、日米同盟があるからそれは出来ないと正直に話したため、プーチンを怒らせて北方領土返還交渉をぶち壊した男だ。  あの時、それは安倍首相が決める事だ、首脳会議で安倍首相が答えるだろう、といなしておけばよかったものを、出過ぎた発言をしてプーチン来日を不毛なものにした張本人だ。  そんな谷内NSC局長を派遣して、どうして地上配備型迎撃ミサイルシステムの導入についてロシアを説得できるというのか。  ロシア側を怒らせて返って来るだけだ。  谷内局長に外交を丸投げしてきたから安倍外交はことごとく失敗してきたのだ。  その事をなぜメディアは書かないのか、いや、書けないのか。  不思議でならない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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