□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017月12月10日第961号 ■ ============================================================== 皇室会議議事録をめぐり官邸と宮内庁の綱引きはなかったのか ============================================================== 天皇退位の日程を決めた12月1日の皇室会議の報道を見て疑問に思った事がある。 なぜ政府は皇室会議の内容を非公開にしたのだろう。 天皇は日本国民の統合の象徴だ。 だから日本国民に対して情報が公開されなければいけない。 それどころか日本国民の意見が皇室会議に反映されなければいけない。 それこそが天皇陛下が目指そうとした開かれた皇室ではないのか。 そう思っていたら、政府は12月8日、皇室会議の議事録概要なるものを公表した。 ところがその概要は、誰がどのような発言をしたか不明のままだ。 この事を菅官房長官は次のように8日の記者会見で釈明した。 「どなたがどのような発言をされたかを明らかにすることは必ずしも好ましくない」と。 はたして、それは宮内庁も納得した上での意見なのか。 議事録概要の公表は宮内庁が行ったとされているが、その概要作成の主導権は官邸にあったのではないのか。 私はこの皇室会議の議事録公表に際しても、官邸と宮内庁の意見の違いがあり、官邸(菅官官房長官)が押し切ったと見ている。 果たしてその事を教えてくれるメディアが出てくるだろうか(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)