Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

国際政治を直撃する二つのニュースが飛び込んできた
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017月12月6日第946号 ■   ==============================================================      国際政治を直撃する二つのニュースが飛び込んできた   ==============================================================  朝っぱら早々、大きな二つのニュースが飛び込んできた。  ひとつは国際オリンピック委員会(IOC)が平昌冬季五輪からドーピング疑惑のロシアを排除することを決めたことだ。  もうひとつは米連邦最高裁がトランプ大統領のテロリスト入国規制大統領令を認めたことだ。  私の予想が外れたから騒いでいるわけではない。  まちがいなくこの二つの決定は、これから当分の間、国際政治の焦点であり続けることになる。  冬季五輪からのロシア排除はプーチンを激怒させることになるだろう。  冬季五輪の成功に韓国の威信をかけている文在寅大統領を困惑させることになる。  そしてウクライナや北朝鮮で対立し、ロシア疑惑の当事者であるトランプとプーチンの関係をさらに微妙にさせる。  安倍首相は板挟みになる。  それにしても、バッハ会長はよくもこのような決断を下したものだ。  ロシアの国家ぐるみの薬物使用が、よほど許せなかったということだろう。  そして、米連邦最高裁の逆転判決だ。  トランプが就任早々に打ち出したテロリスト入国規制の大統領令が、米国内外の反発を招いたのは記憶に新しい。  下級審はこれを違憲として差し止め判決を下していた。  おそらく最高裁も違憲とするだろう。  そうなれば、トランプ大統領は、ロシア疑惑の大統領に加えて違憲大統領の烙印を押される。  ダブルパンチでトランプは終わりだ。  そう私は書いて来た。  少なくとも入国規制についてはトランプは勝利したということだ。  それにしても、米連邦最高裁はよくもこのような判断を下したものだ。  忖度は日本だけではなかったということだ。  かつて私が大学で憲法の授業を受けていた50年ほど前、米国帰りの教授が米国の司法を絶賛していた事を思い出す。  その先生が間違っていたのか、米国が変わったのか。  いずれにしても、米国も日本も、無理が通れば道理が引っ込む世の中になったという事である(了)  ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年4月19日に利用を開始した場合、2024年4月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年5月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

銀行振込では、振込先(弊社口座)は次の銀行になります。

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する