Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

核軍縮賢人会議を評価した読売新聞社説を笑う 
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017月12月4日第941号 ■   ==============================================================      核軍縮賢人会議を評価した読売新聞社説を笑う   ==============================================================  きょう12月4日の読売新聞が、11月27、28日に広島で開かれた核軍縮賢人会議について、「粘り強く『橋渡し役』を務めよ」という見出しの社説を掲載した。  この賢人会議が、広島出身の岸田前外相の為に外務省がお膳立てした自己宣伝の不毛な会議であったことはすでに明らかなのに、よくも社説で取り上げたものだ。  そう思いながら読み進めて行くうちに、驚くべきことを知った。  なんと日本政府(外務省)はこの会議で、こんな主張をしていたというのだ。  私はこんな会議は気にも留めなかったのだが、あらためて、そのいい加減さを知った思いだ。  すなわち、日本政府(外務省)はこの会議で、「まず核保有国の核兵器削減を優先し、極めて少ない水準まで減った段階で、法的な枠組みを設けるべきだ」、と主張したというのだ。  こんな事を外務省は本気で主張したのだろうか。  米国をはじめとした核大国が、「極めて少ない水準」まで率先して核削減をするとでも、外務省は本気で思っているのだろうか。  誰が核保有国の首に鈴をつけられるというのか。  なによりも外務省は、米国にそんな要求をできるというのか。  そう思ってさらに読み進めたら、読売新聞はこの日本政府(外務省)の主張を、「現実的な提案と言えよう」と評価している。  あきれ果てた社説だ。  読売新聞の御用新聞ぶり、ここに極まれり、である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年4月19日に利用を開始した場合、2024年4月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年5月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

銀行振込では、振込先(弊社口座)は次の銀行になります。

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する