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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

日馬富士暴行事件の真相究明は困難だと書いた篠田博之 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017月12月3日第938号 ■   ==============================================================      日馬富士暴行事件の真相究明は困難だと書いた篠田博之   ==============================================================  これだけ毎日大騒ぎをして報道しているのに、何ひとつ真相がわからない。  こんな馬鹿な話はないと思っていたら、発売中の週刊新潮最新号(12月7日号)が教えてくれた。  すなわち、この騒動の背景には、モンゴル力士同士の八百長問題があり、それを批判して、ガチンコを実践してきたのが貴乃花親方と貴乃岩だったと、いくつかの取り組みを検証して書いている。  もちろん週刊新潮の記事が正しいとは限らない。  相撲協会は直ちにその記事を全否定している。  しかし、この記事を読むと、なるほど、今度の事件がここまで大騒ぎになる理由も、そして、それにもかかわらずいつまでたっても真相が明らかにされないことも、わかるような気がする。  単なる暴行事件ではなく、もっと深刻な組織的不正にかかわる大問題なのだ。  おりから、企業の組織的詐欺が次々と表面化している。  そして、何といっても、この国の組織のトップである安倍首相の組織的不正がいつまでたっても解明されないまま、許されている。  今度の日馬富士暴行事件は、そのような問題と通底する大事件なのかもしれない。  そう思っていたら、きょう12月3日の東京新聞「話題の発掘」で月刊「創」編集長の篠田博之氏が週刊新潮のその記事を引用して書いていた。  「確かに『週刊新潮』のような見方をすればいろいろなことについて合点が行く気もする」と。  しかし、私が注目したのはその後に続く篠田氏の言葉だ。  すなわち、篠田氏はそのコラムを次のような言葉で締めくくっている。  「ただ、もしそれが本当なら、真相が明らかになるのは困難かもしれない。事件の解明はどこまで進むのだろう」と。  このあきらめた発言は驚きだ。  組織を揺るがすような大問題は、最後はうやむやにされて終わってしまう、それが日本の現実であり知恵だ、といわんばかりである。  反権力の雑誌の編集長ですらこうだ。  ここまでウソをくり返す安倍首相が甘やかされるはずである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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