□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018月11月19日第902号 ■ ============================================================== 民進分裂を検証した朝日の記事が教えてくれる事 ============================================================== きょう11月19日から、朝日新聞が上、中、下の3回に分けて、小池百合子による民進党分裂劇の検証記事を特集するという。 その第一回目がきょう、11月19日の朝日新聞の一面トップを飾った。 実に秀逸な検証記事だ。 上杉隆が仕掛け人であり、玄葉光一郎がパイプ役だったことを教えてくれただけでも、その二人とかかわりを持ったことのある私にとっては、貴重な検証記事だ。 実にリアルであり、衝撃的な記事だ。 それを読むだけで、その後に続く検証記事を読まなくてもいいほど衝撃的だ。 朝日がこの第一回目の記事を一面トップにしただけのことはある。 ちなみに2回目以降は一面ではなく総合4面に回すらしい。 きょうの記事を読むと、今度の民進党の崩壊は、起こるべくして起きた事であったことがわかる。 そして、その中に、この国の戦後政治の本質が見事に語られている。 それはまさしく、小池百合子が踏絵にした外交・安保で一致しない政党は、政権を取れないという事である。 この記事を読むと、もはや四つに分裂してしまった民進党は、憎悪と相互不信で、もはや修復不可能だということがはっきりわかる。 そして、バラバラのまま、かつての民主党の中の社会党的、護憲的勢力はどんどんと小さくなっていくに違いない。 この朝日の「検証 民進分裂」という特集記事は、それがリアルであるだけに、民進党の傷口をさらに深めることになる。 共産党の志位委員長がさっそく唱えだした立憲民主・共産・社民と市民連合によるあらたな野党共闘が、これまで以上にうまくいかない事を教えてくれる。 これは野党共闘つぶしの検証記事だ。 日米安保体制を最優先する朝日新聞にふさわしい検証記事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)