□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017月11月16日第896号 ■ ============================================================== 当分は安倍政権で行くしかないだろうと書いた飯島勲 ============================================================== 今日発売の週刊文春(11月23日号)、「飯島勲の激辛インテリジェンス」を読んで、これでは安倍政権はしばらくは安泰だと思った。 小池百合子がみずからの政治生命と引き換えにつぶした民進党が、当分の間立ち直れそうもないからではない。 共産党が「確かな野党」を捨てて、もはや野党共闘にすがるしかなくなったからではない。 日本を取り巻く重要行事が目白押しだからだ。 飯島勲氏は、今度のトランプ大統領の来日の裏で、そのロジスティック(兵站)と警備がいかに大変だったかを目の当たりにして、みなよくやったと書いている。 そして、2019年はもっと大変だと書いている。 つまり、2019年4月1日には新天皇が即位され、世界から国家元首級が70か国、王室VIPが20か国など大勢の賓客が駆けつけることになる。 2019年の参院選前には、日本が主催するG20首脳会議が東京で開かれる。 それを乗り切ったら、いよいよ東京オリンピックだ。 これらを無事乗り切るのは、よほど官邸が強力なリーダーシップを持ってロジスティックと警備を万全にしなければいけないと書いている。 キャリアだけに任せるのではなく、優秀なノンキャリアもどんどんと抜擢して、霞が関の官僚を総動員しなければいけないと書いている。 言われてみれば確かにそうだ。 私の時でさえサミットの日本開催は大変だった。 いまで、当時に比べて、はるかにロジスティックも警備も大変に違いない。 これだけの大事業が予定されているのだ。 挙国一致、官民一致で当たらなければいけない。 もはや政権交代している暇はない。 ましてや野党に官僚組織を掌握して動かせる能力などあるはずがない。 飯島勲氏はそう言っているのである。 そう言って、安倍政権を擁護し、野党には任せられないと言って、ちゃっかりと、安倍政権の内閣参与の役割を果たしているのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)