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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

噴飯物の「米シェール輸出日本協力」という読売のスクープ記事
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年11月3日第860号 ■   ==============================================================   噴飯物の「米シェール輸出日本協力」という読売のスクープ記事  ==============================================================  きょう11月3日の読売新聞が一面トップで、「米シェール輸出 日本協力」という見出しのスクープ記事を掲載した。  その要旨は次のごとくだ。  11月6日の安倍・トランプ会談で日米両政府がエネルギー分野での協力を強化する覚書を締結することがわかったと。  米国が力を入れているシェールガス(天然ガスの一種)の輸出拡大に応えるために、アジア・アフリカなど新興国向けにインフラ整備の資金援助を行うと。  つまり、これらの国の多くは米国のシェールガスを受け入れる施設が整っていないため、日本が代ってつくってやるというわけだ。  米国では増産でシェールガスが値崩れし、関係企業の倒産まで出ているという。  そのためにも、米シェールガスを海外へ輸出する手伝いをして、トランプ大統領を喜ばせ、かわりに対日貿易赤字への不満をかわそうとする狙いなのだ。  あわせて、日本企業に受注させてテコ入れする。  一石二鳥である。  いかにも経産官僚の考えそうなことだ。  しかし、これは浅知恵だ。  いくらそう目論んでも、トランプ大統領が対日要求をあきらめるはずがない。  政府に頼ってばかりいるから、日本企業はどんどん劣化していくのだ。  このような国策を、国会で一切審議することなく、安倍政権の一存で決める。  安倍首相はどこまで予算を私物化するつもりなのか。  野党が追及しなければウソだ。  このような国策を、読売新聞にスクープさせて知らせる。  安倍首相はどこまで読売新聞を御用新聞にするつもりか。  読売新聞に出し抜かれた各紙は怒らなければウソである。  怒るついでに、こんな支援は邪道だとメディアは批判しなければいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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