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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

もはや放置できない自賠責運用益の流用問題
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年11月1日第853号 ■   ==============================================================   もはや放置できない自賠責運用益の流用問題  ==============================================================  国土交通省(旧運輸省)が保有する自動車損害賠償責任(自賠責)保険の運用益特別会計予算が、財政難を理由に一般会計に繰り入れられ、財務相によって流用されてきた問題について、私は何度も書いて来た。  しかもその額は6000億円を超える巨額である。  これは国民から強制的に徴収する保険金を財務相が目的外に勝手に流用するもので、許されるものではないと。  しかし、いくら国交省が返済を要求しても財務省は返そうとしない。  そればもう20年以上も続いているのだ。  なぜそんなことが許されるのか。  それは省庁間の力学によって、三流官庁の国交省には財務省に勝てないからだ。  かくなる上は自動車強制保険を支払っている我々国民が、国会の議論によって止めさせるほかはない。  なぜ、私がそう思ったか。  それは2日前の毎日新聞が教えてくれたからだ。  このまま返済が滞れば、十数年でその財源が底をつき、事故が起きた時の被害者救済が出来なくなるというのだ。  そして、財務省のやる事だから、被害者救済をするためには保険金のひき上げをするしかないと言い出しかねないからだ。  財政赤字のツケは最後は国民に押しつける。  こんな横暴を許してはいけない。  国交省と財務省の綱引きで済ませていては何も解決しない。  いまこそ国会議員が国会で取り上げ財務省に返還させなければいけない。  税金といい、強制保険金といい、国民から召し上げる金を適正に使わせることは政治の基本だ。  政治家が財務省に忖度してそれが出来ないなら政治は要らない。  そう思わせてくれる毎日新聞の記事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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