□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年10月31日第849号 ■ ============================================================== 日米首脳会談における横田早紀江さんの発言に注目したい ============================================================== 蓮池透さんとの対談収録は28日に終えたが、対談後の雑談の中で蓮池透さんが驚くべき事を口にした。 横田早紀江さんに電話して、トランプ大統領と会った時は、いっそのこと、海兵隊でも使ってめぐみさんを力づくで取り返して欲しいと頼んだらどうかとすすめて見ようかと思うと。 もちろんこれは冗談だ。 ブッシュ、オバマについで今度が三度目だ。 こんなパフォーマンスに使われるだけなら、いっそのこと衝撃的な発言をして安倍首相に一泡吹かせてやりたいといわんばかりだ。 私は、いくら冗談でも、それだけは口にしてはいけない。 もしそんなことが明るみになれば、蓮池さんも、早紀江さんも、致命的な批判を浴びる事になる。 そう言って私はたしなめた。 それから3日たったきょう10月31日発売の週刊女性自身(11月14日号)に、驚くべき記事を見つけた。 早紀江さんが、10月19日に開かれた「横田早紀江さんを囲む祈りの会」で、「トランプさんに会ったら戦争はしないでください」と言おうかな、と語ったというのだ。 それなら大賛成だ。 それこそが安倍首相のパフォーマンスに対するこれ以上ない強力な抵抗である。 しかし、女性自身のその記事はこう続けている。 早紀江さんがそう漏らした瞬間、出席していた「救う会」関係者が、早紀江さんの言葉をさえぎるように、こう話したという。 「政治的発言はしないほうがいい。大統領に会えるのも安倍さんのおかげだから」 早紀江さんの言葉は直ちに官邸に届き、慌てた官邸はすぐに早紀江さんに口封じの厳命を発したに違いない。 かくて早紀江さんの「戦争はやめて!」というトランプ大統領への直訴は幻に終わるだろう。 しかし、早紀江さんが安倍首相のやり方ではめぐみさんを救えないと思いはじめた事はいいことだ。 めぐみさんを救えるのは憲法9条しかない。 そう、早紀江さんが公言する日が来る時が一日も早く来る事を願うばかりである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)