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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

アラビア砂漠に鉄道網をつくるより中東和平の実現が先決だ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年10月22日第828号 ■   ==============================================================   アラビア砂漠に鉄道網をつくるより中東和平の実現が先決だ  ==============================================================  きょう10月22日の日経が一面で書いた。  イスラエルのカッツ運輸相が日経のインタビューに答えて、イスラエル はアラブ諸国などを含めたアラビア半島を貫く鉄道網をつくる計画を考え ていると。  夢のある壮大な計画だ。  しかし、それが成功するには中東の和平実現が不可欠だ。  今度新設される鉄道網の最終路線は、ヨルダンを経由し、レバノン 南部を沿って、イスラエルの貿易港ハイファに通じる路線だと言う。  テロによる爆破の危険が最も高い区間だ。  カッツ氏は、計画が動き出せばイスラエルとアラブ諸国の関係改善が 期待されるという。  そうではない。  親米アラブと反米アラブの離反が進み、むしろアラブに緊張が高まる おそれが出てくる。  イスラエルと反米アラブの緊張が高まることになる。  しかも、その本当の狙いは、イスラエルとアラブの結束でイランと対抗 するをためだという。  ますます危険だ。  鉄道網をつくる前にイスラエルがなすべきことは、「公平、公正で持続 的」な中東和平だ。  イランとの共存だ。  カッツ氏はその建設のために日本に協力を要請するという。  安倍首相は日本企業のテコ入れの為に国家プロジェクトとしてその要請 に応じるだろう。  もうひとつの日本・イスラエル協力だ。  しかし、慎重に考えた方がいい。  安請け合いをすれば、日本はあらたな火種を抱え込む事になるだろう(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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