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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

明治維新、太平洋戦争敗北、そして平成の国難を考える
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年10月19日第826号 ■   ==============================================================   明治維新、太平洋戦争敗北、そして平成の国難を考える  ==============================================================  今度の選挙で私が事務所を構えたのは日野市であり新選組ゆかりの地 だ。  その事もあって、私は選挙演説の後に、毎日のように新選組が暗躍した 明治維新前後の日本の混迷期の歴史を振り返ってみた。  何事もそうであるが、知っているようで知らない事が圧倒的に多い。  日本の近代化の歴史は複雑で、その解釈も定まっていない。  私は大胆にこう決意づけた。  日本の近代化は、ペルーの砲艦圧力に屈した不平等条約の改定交渉から 始まったのだ。  勝てないと思った徳川幕府が、それまで押さえつけていた全国の諸藩 の力をあげて立ち向かおうとしたことから始まった。  そして、尊王攘夷がいつしか尊王討幕になり、外国と戦っていたはずの 薩長が外国の力を借りて討幕に成功し、近代国家の中心となる。  その過程で、切り捨てられた諸藩の下級武士たちが決起し、内戦が起 こり、やはり外国の軍事力に頼った勢力が勝ち、近代化を担う。  その裏で、錦の御旗として利用されたのが朝廷だった。  武士たちの武力による近代化は、富国強兵となってやはり最後は米国と 衝突しそして敗れる。  そして、その責任者たちは、一転して米国に従属し、米国に守られながら、 政権を維持しつづけてきた。  そこには本当の意味での民主革命はない。  平成の維新は、国民であるところの人民が、対米自立した自らの政府を つくらなければいけない。  その錦の御旗こそ、憲法9条なのだ。  今上天皇は、あのお言葉で、それを訴えられたのではないか。  憲法9条を後ろ盾にして人民革命を起こすべきだと訴えられたのではないか。  いまの政党、政治家は誰一人としてその事に気づいていない。  憲法9条を国是として平和国家として世界とともに共生する。  そういう日本をつくることこそ、本物の維新であり、平成の維新に違いない。  それはとりもなおさず、新党憲法9条なるものを、この国の政治の中に 誕生させることである。  私は今度の選挙でそのことを十分問題提起した。  私は選挙後はしばらくは動かない。  乱交必至の政局をしばらくは静観しようと思っている。  人民革命を起こす真の政治家が出てくるのか、それとも、そのような人物が 不在のまま、日米軍事同盟という名の対米従属が続くのか、私は、それを見届 けてみようと思う(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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