□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年10月17日第822号 ■ ============================================================== 国民的な本物の護憲政党を作らないと日本は滅びる ============================================================== 岩上安身というネットジャーナリストがいる。 反権力のジャーナリストのようだが、なぜか私だけは避けてきた。 その岩上氏が次のようにつぶやいてるのを見つけた。 なんで天木さんは、いつも泡沫で出るのか。票を分散するだけ。自由な 言論を展開したいなら評論家でいればいいし、政治家として立ちたいなら、 数を集めるゲームに本気で参加することを考えたらどうか、と申し上げた い。人と組む、人のために汗をかく、ということができない人には政治家 は向いてない。 このツイートの背後に、どのような政治勢力や思惑があるのかは知らないが、 選挙期間中に、候補者にこのようなつぶやきをするのは、明らかに私に対 する敵対行為であり、選挙妨害だ。 私への誹謗や妨害ならまだ許せる。 しかし、これは、私の新党憲法9条構想に心を震わせて共鳴して寄付を 寄せてくれた人たちに対する冒とくであり、それだけは許せない。 私がなぜ新党憲法9条を作ろうとしているのか。 それは、誰よりも憲法9条を思うからだ。 このままでは本当に憲法9条は葬り去られる。 それは、とりもなおさず平和国家日本が終わるということだ。 平和な日本を願って死んでいった人々の魂をないがしろにすることだ。 それほど憲法9条が危機的な状況なのに、護憲政党がいまこそ党利・党略 を超えて一つになれなくてどうする。 戦後の日本の政治の中で、護憲政党は社会党と共産党だけだ。 民主党や民進党は決して護憲政党ではない。 そして、戦後最大の護憲政党であった社会党は、自社さ政権に入って 日米安保体制を是認した時点で終わった。 いまや共産党だけが唯一の護憲政党であるが、共産党が護憲を叫べば 叫ぶほど、国民は引いていく。 これでは憲法9条は守れない。 ここまで日米同盟が全国の隅々にまで侵食し、そしてついに安倍政権 によってその文言が変えられようとしている時に、護憲を唱える政党が、 憲法9条の下に一つになり、憲法9条を願う一般国民の受け皿になれなく てどうする。 憲法9条を否定する不平等条約の日米安保条約を、真っ向から否定 する国民政党が、いまほど必要なことはないのだ。 このことを訴える政党、政治家が、いまの政党、政治家の中で皆無だ からこそ、私は新党憲法9条をつくって警鐘を鳴らしているたのだ。 岩上氏がそれを知らないはずはない。 岩上氏は、護憲を利用して自らの商売をしている、もっとも憲法9条 をないがしろにする一人だ。 それはそのまま、護憲ばかりを訴えるが日米安保体制を黙認する、 自称リベラル政党の代弁者でしかない。 憲法9条を守るという消極的な態度ではもはや憲法9条は守れない。 憲法9条を国是として米国との対等な関係を目指す新党憲法9条こそ、 今の日本に緊急に必要な政党なのだ。 それは、そのまま、天皇陛下があのお言葉で懸命に国民に訴えられ た勇気に、誠意をもって国民が応えることである。 天皇が退位されるまでに、なんとしてでもこの国の政治の中に誕生 させなければいけないのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)