□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１７年９月２７日第７７９号
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　　ハガティ大使がついに口にした日米自由貿易協定交渉の悪夢

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　きのう９月２６日の日経新聞が、ハガティ駐日米国大使のインタビュー記事を掲載した。

　８月３１日に天皇陛下に信任状を奉呈しているのだから、本格的に活動開始をしてもよさそうなものだが、ハガティ大使の声が聞こえて来ない。

　不思議に思っていたが、やっと声らしき声がきのうの日経新聞の記事で見つかった。

　ところが見つかったとたんに日米自由貿易協定（ＦＴＡ）を言い出している。

　彼は日米自由貿易協定について、こう語っている。

　トランプ大統領の訪日時に議論が進むことを期待すると。

　米国産農産物などの輸出拡大のためＦＴＡに期待できると。

　（米国の対日貿易赤字解消に）非常に効果があると。

　最後に、自身の最優先課題は対北朝鮮政策などの安全保障だと念を押している。

　つまり日本の安全保障は米国が守るから、経済問題では何でもいう事を聞けと言っているのだ。

　日米二国間協定である日米ＦＴＡは、ＴＰＰよりもはるかに一方的なものになる。

　トランプ来日後には、米国の不合理な要求が一気に高まるだろう。

　対米従属の安倍政権ではとても防ぎきれない。

　日本の国民生活は米国によってさらに奪われる事になる。

　国民はそのことに気づいているのだろうか（了）


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編集・発行：天木直人

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