Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

クルド独立を支持するイスラエル
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年9月24日第767号 ■   ==============================================================   クルド独立を支持するイスラエル  ==============================================================  クルドの独立をめぐって中東があらたな難題に見舞われようとしている。  これもあのイラク戦争から始まった中東の混迷の一つだ。  国を持たない世界最大の民族であるクルドの独立の動きは、イラクだけでなくトルコ、シリアなどにも広がり、その影響ははかりしれない。  ISとの戦いで最前線立ったはクルドだ。  その背景に、今度こそ独立の悲願を達成できる、そのためには犠牲も辞さない、という覚悟があることは間違いない。  しかし、イラクもトルコもシリアもすんなりとクルドの独立を認めるわけにはいかない。  国内が分断されるからだ。  下手をすればクルド問題は第二のパレスチナ問題となりかねない。  ところが、きょう9月24日の朝日新聞が書いた。  25日予定のイラク北部のクルド自治政府の独立の賛否を問う住民投票について、唯一支持する国がイスラエルだと。  イラク政府はもとより、周辺国や欧米が軒並みに反対しているというのにである。  パレスチナの独立に反対するイスラエルがなぜクルド独立に賛成するのか。  朝日の記事はこう書いている。  クルド自治政府と同盟関係を築けば、対立するアラブ諸国をけん制できるからだと。  クルド勢力に武器を供与し、イスラエルの情報機関(モサド)と軍の関係者を派遣して軍事訓練までしていると。  まさしく自国の安全のために、敵を分断して、お互いを戦わせる。  イスラエルのパレスチナ分断政策そのままである。  イスラエルは平和の敵である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年3月19日に利用を開始した場合、2024年3月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年4月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、ドコモケータイ払い、auかんたん決済をご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

銀行振込では、振込先(弊社口座)は次の銀行になります。

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する