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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

緊急に新党憲法9条債を発行します(方針の一部変更)
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年9月18日号外 ■   ==============================================================   緊急に新党憲法9条債を発行します(方針の一部変更)  ==============================================================  長年の私のメルマガの愛読者の一人という方から、次のようなメールをいただきましたた。  引用はじめ  「緊急に新党憲法9条債を発行します」を読んでがっかりしました。出世払い融資で1.5倍返済とはなんですか。これでは政治屋にたかっている利権屋と一緒ではないですか。これは今の選挙対策本部の人たちと相談した上での発言(配信)でしょうか?これまでの天木さんの発案とは思えないのですが、こんなことをやるようでしたら、当選者を出したところで、何かの公職選挙法違反(買収)でつぶされるのではないですか?選挙資金が足りなかったら、今の日本人の意識がそこまでのところとあきらめるしかないでしょうし、もし選挙に参加できて当選者を生み出すことが出来たなら、寄付者は選挙資金の返済(それも1.5倍)などを求めるのではなく、その当選者がこれまでの天木さんの発言のように、しっかりと政権の監視、追及をしてくれることを望むのではないでしょうか。もう年齢、体力的に後がないという焦りもあるかと思いますが、こんな博打、買収のようなことを言うようでは本末転倒です。  こういう資金集めの方法は「新党憲法9条」の精神にも合致するのでしょうか?私は、もうがっかり、残念、落胆、失望という他ありません。  このメッセージが天木さんにまで届くのかどうかわかりませんが、この方法が本当に「新党憲法9条」の精神に合うものなのか、そして公職選挙法違反にならないのかをしっかりお考えください。「新党憲法9条債」なるものをこのまま始めるのなら、もう天木さんへの期待も消え失せることでしょう。                             引用終わり  他にもこの読者のような思いを抱く支持者が多数出てくる事を想定、懸念していましたので、ここで改めて私の今の心境をお伝えして理解を求めたいと思います。  まずこの9条債権発行のアイデアは、選対(選対という言葉は選挙用語という意味合いがあり、それを避けてチームと呼ぶことにすることに皆で決めました)の一人から出て来たアイデアです。  私はこれまで寄付をいただいた方々の善意との兼ね合いや、五割の利子をつけた返済には反対でしたが、選挙が早まって4人の候補者を擁立しなければ立候補出来ないということが分かったことから、皆と話し合ったうえで決断し、しかも、何事もせっかちの私の事ですから、決断した後にすぐにお願いの配信をしたという経緯があります。  この読者の心配される選挙法などとの関係は、選挙管理委員会などと確認して慎重に事を進めましたから心配はありません。  しかし、利子をつけるというやり方は間違っていたと即座に反省し、無利子でお願いするという方針に転換させていただきたいと思います。  つまり更なる寄付のお願いですが、高額の寄付である以上、もし一人でも当選させる事ができるなら返済させていただくという事でお願いする事にします。つまり出世払いの借り入れ資金を募るという事にします。事実上の寄付の追加要請になりますが、そして時間の都合上高額の寄付要請になり、少額の寄付しかできないとわざわざ断って年金暮らしの中から寄付をいただいた方々の事を思えば心苦しい限りですが、無利子債権の発行なら、単なる寄付の追加要請とは異なり、ケジメが付けられると思います。最初からそういう条件でお願いしておけばよかったと反省しています。  以上が新党憲法9条債発行の方針変更のお知らせです。  これから書くことは、この読者のメールに答える形で、今の私の心境をお伝えするためのものです。  まず、「選挙資金が足りなかったら、今の日本人の意識がそこまでのところとあきらめるしかないでしょう」という点ですが、私もそう割り切る事が出来ればどんなに楽でしょう。そして集まった1000万円余りの寄付の範囲で私一人、小選挙区に立候補して選挙を戦う事は出来ます。しかし、それでは逆立ちしても当選することは出来ず、寄付を無駄遣いして笑いものに終わります。それだけはしてはいけないと考えてきました。  もちろん、2400万円の供託金を集めて4人の候補者を立てても、有力な候補者が集まらなければ、そしてたとえ集まっても、30万票集められるかどうかわかりません。まず難しいというのが選挙に通じている人たちの共通の意見です。  それに4人の候補者を集めると言っても、これまで協力的な事を言っていた人たちも、いざ立候補となると皆しり込みします。その時の失望感を私はいやほど痛感して来ました。しかし、私は最後まで4人を探し、それが無理でも、最後は私一人でも比例で出ます。その場合、無駄にするお金はもっと大きなものになるわけですが、少なくとも新党憲法9条という党名で戦うわけですから、私一人が小選挙区で出馬するより可能性があると思っています。  つまり候補者がだれであれ、憲法9条に投票するのだという人たちの圧倒的投票に期待するというわけです。憲法9条のもとに皆が集まるという私の主張の通りの選挙が出来ると信じています。  次に、「もう年齢、体力的に後がないという焦りもあるかと思いますが・・・・」というくだりですが、確かに私は今年の7月で70歳になりました。万年青年と呼ばれ、人生を最短距離で走り続けてきた私も、死を感じながら毎日を過ごすようになりました。生身の体ですからいつ、何が起きるかもわからないという不安を抱きながら、毎日書き続けています。  それに選挙の事を考えると夜も眠れない時が増えてきました。  しかし、私に焦りや、あきらめは微塵もありません。  私はたとえ今度の衆院選で当選者を出せなくても、2年後の参院選までは頑張る、それまでには成果を出して、私が目指す新しい政治の道筋をつけて見せるという思いがあります。  最後に、「新党憲法9条債なるものをこのまま始めるのなら、もう天木さんへの期待も消え失せることでしょう」というくだりですが、これは助言を直ちに取り入れて無利子債権に方針変更させていただいたので、事情は異なると思いますが、もしそれでも離れて行く支持者がいるとすれば、それは仕方がないと思っています。  私は、新党憲法9条構想を考え出した時、これしかないと心を震わせて共鳴してくれる人たちとともに頑張るという表現を何度もくり返してきました。  いまもその思いは、変わりはありません。  そういう人たちを頼みにして私は頑張ろうと決めています。  私がどのようなドジを踏んでも、私の考えが時としてそれらの支持者の考えと異なろうとも、それでも新党憲法9条しかないと信じてついてきてくれる人たちと今度の選挙を最後まで戦い抜こうと思っています。  私の思いに一点の曇りも私心もありません。  内外の政治情勢は新党憲法9条を求めていると確信しています。  それほど憲法9条の精神は貴重であると思っています。  その思いを共有する人たちでつくる新党です。  安倍首相の敵失で憲法9条が我々にチャンスを与えてくれたと思っています(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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