□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年9月13日第740号 ■ ============================================================== なおさら危険なオスプレイの日本上空飛行 ============================================================== 昨年12月に起きたオスプレイ大破事故の最終報告書を米国政府が、今頃になって発表したらしい。 夜間の訓練中に名護市沿岸に不時着して、大破した、あの事故だ。 メディアは不時着という言葉を使って報道しているが、その実態は墜落だ。 忘れかけたいまごろになって米国政府は最終報告書をまとめた。 それを日本政府が12月11日に発表し、きのう12日のメディアが一斉に報じた。 しかし、米軍の報告書を額面通り受け取るわけにはいかない。 なにしろ日本には調査権はないからだ。 それどころか日本政府はオスプレイに関する情報は米軍から一切知らされないままのはずだ。 日本政府ができることは、米国の報告書を右から左に伝えるしかない。 日本は大量のオスプレイを買わされている。 いかさら欠陥飛行機だと認めるわけにはいかない。 そんなオスプレイが我が物顔で飛んでいるのだから、間違っても欠陥だとは言えない。 しかし、もし操縦ミスであったなら、オスプレイの日本上空飛行はなおさら危険だということになる。 なぜなら訓練しつくされた米軍パイロットでさえ操縦困難でたびたたび不時着しているくらいだ。 米軍に操縦方法を教えてもらう日本の自衛隊が、そう簡単にオスプレイを安全飛行できる保証はどこにもない。 それとも、日本上空で飛行をくり返している米軍の操縦士は、米軍の中でも特に出来の悪い連中ばかりであるとでもいうのか。 で そうであれば、オスプレイが日本上空で頻繁に事故を起こすのもうなづける。 米国が公表した今回の最終報告書が教えてくれたこと。 それはどっちに転んでも、オスプレイの日本上空飛行は危険であることがダメオシされたという事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)