□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年9月13日第739号 ■ ============================================================== 政界再編の「踏み絵」こそ憲法9条改憲であるべきだ ============================================================== きょう9月13日の産経新聞「単刀直言」で、松沢成文参院議員が語っていた。 新党の「踏み絵」は9条改正であると。 この問題でバラバラだと民進党とおなじ運命をたどると。 若狭、細野、長島議員らと協議しているのもまさにこの点だと。 やっぱりそうだったのかという思いだ。 民進党を離脱して新党に参加しようとしているのも改憲論者がほとんどだ。 護憲派議員たちの離脱や新党づくりなど聞いた事がない。 そして、自民党議員として村上誠一郎と並んでただ一人、安倍首相の安保法強行採決に棄権した若狭議員も、今や改憲派の議員たちとの新党合流に同意したごとくだ。 私が小池新党を見限ろうとしている最大の理由がここにある。 憲法9条が「踏み絵」であるのは、なにも新党だけではない。 野党共闘がまさしくそうだ。 そして、この「踏み絵」こそ、野党共闘がいつまでたってもすっきりしない原因だ。 前原民進党が生まれ変われないのも、憲法9条問題でバラバラのままだからだ。 しかも、解散・総選挙の後は政界再編は必至だ。 そして、政界再編の「踏み絵」こそ、9条改正でなければいけない。 このままいけば護憲政党は共産党と社民党だけとなる。 護憲派は、ますますます少数派になる。 しかも、この期に及んでも共産党と社民党が一つになることはない。 こうして護憲の受け皿ができないまま、憲法9条は改憲に向かってまっしぐらに進もうとしている。 誰かがそれを阻止しなければいけない。 今ほど新党憲法9条が必要な時はないのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)