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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

憲法9条はわれわれ日本国民の手で守るしかない
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年9月13日第738号 ■   ==============================================================   憲法9条はわれわれ日本国民の手で守るしかない  ==============================================================  北朝鮮に対する安保理制裁決議が採択された事を安倍首相は絶賛した。  それは当然だ。  米国に従属して、みずからこれまでにない最も強硬な決議案だと言って世界に説いて回ったのだから、たとえ米国が中ロに譲歩しても、よかった、よかったと自画自賛するしかない。  私が不可解なのは、日頃安倍首相を批判し、護憲を唱えて来た共産党や社民党や野党共闘を進める自由党が、この制裁決議にまったく異を唱えていないことだ。  米国が当初提案していた制裁決議は、もし、それがそのまま実施されれば、北朝鮮の生存を脅かすほど厳しいものだ。  それは宣戦布告に等しい。  日本があの太平洋戦争に突入せざるを得なかったのも、石油などの戦略物資を止められて戦えなくなるからだった。  こんな制裁決議は、あきらかに憲法9条の精神に違反する。  それにもかかわらず、この国の政治は北朝鮮非難で見事に一致している。  この国の政治では、もはや憲法9条は守れない。  そう思っていたら、きょうの各紙の社説を見て驚いた。  護憲を唱え、安倍首相にもっとも厳しい論説をくり返して来た朝日と東京新聞でさえ、今度の制裁を歓迎している。  それどころか、中ロに対し、抜け穴をつくるなと注文をつけている。  これでは安倍首相と同じだ。  もはや、いまの日本は政治もメディアも、本当の意味で憲法9条を守ろうとしていない。  しかし国民はそうではない。  憲法9条を変える事には今でも過半数の世論は反対だ。  改憲を許さない最後の砦は国民投票による否決だ。  新党憲法9条は、そのような国民を信頼し、そのような国民の正しい考え方を励まして、何があっても憲法9条を変えてはならないと主張する政党である。  いや、それにとどまらず、いまこそ憲法9条を国是として世界に掲げる政党である。  憲法9条の精神に最も忠実な、本物の護憲政党である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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