□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年9月11日第734号 ■ ============================================================== 新党憲法9条の公約を公表前に事前にお知らせします ============================================================== メルマガの購読者の皆さんに新党憲法9条の公約を事前にお知らせします。 購読者の皆さんこそ、私の新党憲法9条構想の支持者であると信じるからです。 この公約を、近く、私の直近の動画と共に、新党憲法9条のHPに公表するつもりです。 解散・総選挙はいつ行われてもおかしくない状況にあると私は見ています。 事実上の衆院選出馬表明です。 候補者と選挙区が決まった段階で、ベストのタイミングを選んで記者会見を開く予定ですが、おそらくメディアは取り上げてくれないでしょう。 だからインターネット上で出馬宣言するわけです。 これからもインターネット上で様々な配信を行い、メディアが新党憲法9条を取り上げざるを得ないまでにその存在を高めて行くつもりです。 公約は、本当は「憲法9条を国是とする」という事と、「政治家の税金泥棒を許さない」の二つだけで十分だと考えていたのですが、選挙対策本部の皆の意見取り入れて、憲法9条に因んで9つにしました。 そして、そのそれぞれに、解説文をつけてさらにその趣旨を説明する事にしました。 この公約と解説文は、私の考えをたたき台にして、選対本部の皆でつくったものです。 皆の協力なくしては完成しなかったものです。 選挙対策本部の最初の成果物です。 もちろん、選挙が決まった時点で、その後の情勢や、寄せられる様々な意見を参考にして、最終的なものをつくり、公表します。 しかし、これが、私が考える新党憲法9条の原点です。 今の政治状況を見ていると、新党憲法9条はどうしても必要だ、必ず実現して見せる、という思いがますます強くなります。 寄付をいただいた人たちのこころざしを頭に浮かべながら、最後まで頑張るつもりです。 公約部分 「憲法9条 それは希望」 この合言葉の下に、思いを同じくする人(鳥)たちが希望と安らぎを求めて集まって来る大樹を提供する、それが「新党憲法9条」です。 「新党憲法9条」は、次のような考えをもつ政党です。 1. 憲法9条を日本の世界に誇れる宝とすることを提唱します。憲法9条と聞けば政治的な言葉としてしり込みする人が多いと思いますが、そうではありません。これほど素晴らしい理念はありません。あえて新党の名前を憲法9条としたのも、左翼・右翼の立場を超えて、一人でも多くの人にそれを分って欲しいからです。 2. 核兵器の拡散とテロとの戦いの今、武器の抑止力による平和はありえません。憲法9条の精神で平和外交を進めることこそが、日米同盟や核武装よりも正しい政策であると考えます。 3. 米国にトランプ氏のような大統領が現れた今こそ対米従属一辺倒の日米関係を見直す時が来たと考えます。このままでは日本は危険になり、貧しくなります。 4. 核兵器も原発も人類と共存できません。 5. 新党憲法9条は、支持してくれる人(投票者)と政党の新しい関係をつくります。支持者との信頼関係を築き(必ず投票してもらえるような仕事をする)、選挙活動をしなくても当選できるようにします。選挙に使う政治家のお金(歳費や様々な収入)で基金をつくり、国民のためになる事業に支出して還元します。 6. 国会議員を減らし、地方に主権を移します。 7. 政権を獲ることを目指しません。政権交代に明け暮れると国民のための政治ができません。 8. 政権政党は必ず腐敗します。だから新党憲法9条は国民の為に政権を監視する役割を重視します。そのためには情報公開を徹底させます。 9. すべての政策を、憲法9条の精神(軍事力で敵を倒すという考えを否定し、共存・共栄を訴える思想。)から導き出します。 解説文 1. 国民の間に、護憲と言えば左翼政党(共産党や社民党)の主張であるという固定観念があるため、憲法9条をめぐる論争は一般国民の間に広がりませんでした。しかし、本来この論争は、イデオロギー(主義・主張)対立ではなく、我が国をどうやって守るかという一大政策論争でなければなりません。党名を「新党憲法9条」としたのは、左右のイデオロギーを超えて、幅広く国民が憲法9条の価値に気づくことを期待するからです。 「新党憲法9条」は、国民的な護憲政党を目指します。 2. 核兵器の拡散と、終わりのないテロとの戦いが出現した今、軍事力で敵を抑え込んで平和を実現する事は不可能です。戦争放棄と戦力不保持を謳った憲法9条の精神こそ、これからの世界がたどりつく究極の政治理念であり、その意味で憲法9条は最善、最強の安全保障政策なのです。国民が憲法9条の普遍的価値に気づき、憲法9条を国是とし、世界に向けて憲法9条を掲げ、広めていく事は、憲法9条を持つ日本の使命です。「軍事力による不安定で壊れやすい世界平和」ではなく、「相互信頼による安心で安定した真の世界平和」を実現することを目指します。 3. 戦後の日本の不幸は、戦争放棄と戦力不保持を謳った憲法9条と、世界最大の軍事国家である米国との軍事同盟を、ともに受け入れるという矛盾を抱えて出発した事にあります。この矛盾を解決しない限り、日本は主権を取り戻せないばかりか、日本の国益より米国の国益に従うことを余儀なくされます。国民の暮らしと安全を守るためには、対米従属から、自主・自立した平和外交に舵を切ることが不可欠です。そしてトランプ氏が米国の大統領になった今こそ、その時期であると考えます。 4. 1945年8月に広島、長崎に原爆を投下され、唯一の被爆国になった日本は、2011年3月に福島原発事故という不幸を経験しました。この二つの経験から、我々は、核兵器はもとより、平和利用(原発)さえも人類と共存できない事を知りました。核兵器の廃絶と原発の廃止は表裏一体であり、その双方の実現を目指します。 5. アラブの春に始まって、米国にトランプ大統領が誕生するに至る一連の国際的動きは、特権を享受するばかりで国民の要望に応えられない為政者に対する反発から起きた歴史的流れです。世界中で経済格差が広がり、日本でも多くの国民が生活に苦しんでいます。しかし、既存の多くの政治家たちは、特権を享受し、党の存続と政権交代という名の権力闘争に明け暮れています。 「新党憲法9条」は、政党助成金や政治家が受け取る歳費、収入の一部を原資にして基金をつくり、国民が必要とする事業に支出するプロジェクトを実践します。そもそも、一般の国民が安心して政治を委ねられるのが望ましい社会です。そんな社会が実現できていれば政治など必要がないくらいです。しかし、現実は不正義、不公平がなくなりません。国民の公正な暮らしを確保するためには、誰かが政治を行わなければならない。無私の精神で政治を担う本物の政治家を実現するために、「新党憲法9条」は新しい仕組みをつくろうとしています。新党憲法9条の政治的活動は、国会だけでなくむしろ国会の外の活動を重視し、その活動を日頃からインターネットを通じて国民に知らせることによって、常に国民の一定数の支持者を得られるように努めます。そうする事によって選挙では必ず当選できる状況を確保することに努めます。そうすれば選挙に無駄な資金とエネルギーを使う必要はなくなります。その代わり、そのお金を使って基金をつくり、支持者の要望を聞き、国民の様々な事業を支援することができる。そういうあらたな政治を実現します。 6. 民主主義の原点は地方自治にあります。国家の権限を徹底して地方に委ね、国会の役割を、外交・防衛、治安、司法、地域間格差の調整といった国務に限定します。そして国会議員定数を大幅に削減し、国政選挙の簡素化に向けた選挙制度改革を提言します。 7. 2009年の民主党政権の誕生とその挫折、そしてその後の政権交代をめぐる国民不在の政局は、政権交代の不毛さを明らかにしてくれました。どのような政党が政権を取ろうとも、下野した野党は、政権奪取の為に与党を批判することになります。終わりなき政権交代劇が続きます。そのような政局の裏で、国民の為の政治がないがしろにされます。「新党憲法9条」は、政権交代の政局に加わらず、権力を監視する役割を重視します。自民党や民進党のように政権を求めれば、選挙が全ての政党になり、過半数の議席を求めるあまり、必ず議員の質は低下し、政治が劣化していきます。そのような政治とは異なる政治を目指します。 8. 加計・森友疑惑で明らかになったように、国民は真実を知れば一気に怒りを爆発させ、政権を倒す力を持っています。これこそが民主主義の原点です。だからこそ権力者はあの手この手で事実を隠蔽し、情報操作をするのです。「新党憲法9条」は、情報公開は民主主義の原点であるという認識に基づいて、徹底した情報公開を求めるとともに、真実を追求するメディアを支援します。最終的には自前のメディアを持つ事を目指します。 9. 「新党憲法9条」は、消費税増税反対、辺野古新基地建設反対、社会福祉政策の拡充などを訴えます。これ以外の様々な政策についても、新党憲法9条はもちろんその政策はありますが、あえてそのひとつひとつを公約で網羅的に列挙することはしません。 他者の権利を認め、共存、共栄していくという憲法9条の基本理念さえしっかりしていれば、政策はおのずとその理念から導き出されるからです。「新党憲法9条」の政治家は、ここに掲げる9の公約を共有し、それぞれ一騎当千の政治家として、既存の政党、政治家にはできない事を行う政治家を目指します。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)