□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年9月11日第733号 ■ ============================================================== 国会のルールは国民がつくるようにしなければいけない ============================================================== 9月下旬に召集される予定の臨時国会の質問時間の配分で、与野党がもめているという。 慣例になっている「与党2、野党8」ではバランスを欠くとして、与党内から見直しが出ているからだという。 明らかに加計疑惑の追及から逃げようとしている。 そもそも、国会質問はすべて野党がするようにしてもいいくらいだ。 なぜなら、与党は政権政党であるのだから、国会でその政策を追及される立場にあるからだ。 与党の質問は、当然ながら政権擁護の八百長質問になるからだ。 しかも「与党2、野党8」という慣例も論理的根拠はない。 野党側は与野党1体1の配分を主張してるが、それも根拠がない。 すべて野党の質問にしないなら、与野党の質問時間の配分は、選挙の得票数、つまり議員の議席数で比例配分するのが論理的だ。 いまのやり方は談合だ。 その時の与野党の力関係で決められているから、こんないい加減なことになるのだ。 そういえば9月下旬の臨時国会の召集日が、今になって、まだ決まらないという。 9月下旬の安倍首相の外遊日程が決まらないからだという。 こんな馬鹿な事はない。 安倍首相が外遊中でも国会審議をやったことは何度も会った。 やればできるのだ。 臨時国会の召集日がいまだに決まらないのは、安倍首相が解散・総選挙を決めかねているからだ。 ことほど左様に、国会のルールはいい加減だ。 国会議員がルール作りを独占しているからそうなるのだ。 国会議員の給与が下がらないのも、いつまでたっても政務調査費という税院泥棒がなくならないのも、すべてルールは彼らが独占して、彼らだけで作るからだ。 政治を民主化するには、真っ先に国会ルールを国民がつくるようにしなければいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)