□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年9月7日第720号 ■ ============================================================== 安倍首相は週刊文春の爪の垢でも煎じて飲んだらどうか ============================================================== きょう9月7日の毎日新聞で知った。 文芸春秋の松井清人社長が新潮社に非を認めて謝罪文を出したことが関係者の取材で分かったという。 週刊新潮が週刊文春を告発したのは5月だった。 週刊文春はが、週刊新潮の中づり広告のコピーを事前に入手して、週刊新潮のスクープを盗み取っていたというのだ。 それから4カ月ほどたって、ついに謝罪した。 それだけでも驚きなのに、その謝罪文の中で、長期にわたって独自スクープのごとく報じていた事まで認めて謝罪したのだ。 メディアの世界でライバル社にここまで全面謝罪するのは異例だ。 さすがの新潮社も、この文藝春秋の潔さに感服したごとく、担当役員の話として、「誠実な謝罪文をいただいた。謝罪を受け入れ、切磋琢磨し、出版ジャーナリズムを盛り上げていく」と、これまた見事に文藝春秋の誠意に応えている。 それに引き換え安倍首相の往生際の悪さはどうか。 ここまで悪事がばれ、その人間性に対する国民の信用は完全に失墜した。 まともな神経を持つ人間なら、非を認め、謝罪して引責辞任すべきであるのに、開き直って、加計疑惑は「水掛け論」などとごまかそうとしている。 一国の首相がこれだから、日本はどんどんと劣化していくのである。 安倍首相は週刊文春の爪の垢でも煎じて飲むべきである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)