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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

既存の政党が決してやろうとしない二大外交テーマ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年8月17日第657号 ■   ==============================================================    既存の政党が決してやろうとしない二大外交テーマ  ==============================================================  安倍政権が続けばもちろんの事、たとえ安倍政権が終り、その後に岸田だか石破だか知らないが、代りの首相による自民党政権が続いても変わらない。  自民党に代わる保守政権(たとえば小池新党を中心とした連合政権)が出来ても、やはり変わりそうもない。  そして、まず、そういう事にはならないが、共産党を含めた左翼的な野党連合が万が一政権を取ったとしても、決して本気でこの二大テーマに取り組もうとしないだろう。  そういうタブーのような二大政治テーマが、この国にはある。  それが日米安保体制の見直しと、日朝国交回復交渉だ。  きょう8月17日の朝日が実例を挙げて教えてくれている。  イタリアにしてもドイツにしても、駐留米軍に対して主権を行使しているのに、なぜ日本だけここまで主権を放棄しているのかと。  しかし、イタリアやドイツだけではない。  朝日のその記事は触れていないが、フィリピンもイラクも主権を要求している。  ところが日本だけは主権放棄状態だ。  なぜか。  それは日米安保体制の根幹にかかわる政策であるからだ。  同様に言える事は、北朝鮮との国交回復交渉だ。  もちろんその一環として拉致問題も解決する。  小泉首相は平壌宣言でそれをしようとして、頓挫した。  そして、いまも頓挫したままだ。  保守政党がやろうとしないのはわかる。  北朝鮮がこれだからだ。  しかし、左翼政党でさえも、本気でやろうとしない。  左翼がそれをやろうとすると、国民は反発するからだ。  イデオロギーの観点からそれらを進めようとしている、と色眼鏡で見られるからだ。  だからこそ左翼政権もまた動けないのである。  しかし、この二つのテーマは戦後に残された日本の二大政治テーマである。  左翼でない政党がこの二つを、国民的支持を得て、動かさなくてはいけない。  それをやろうとしているのが新党憲法9条である。  動かすところまで大きな政党にならなくても、時の政権にそれを求めて、そうさせればいいのである。  新党憲法9条ならそれが出来る(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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