□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年7月23日第577号 ■ ============================================================== 最も効果的な反基地デモは米国大使館前の一点集中デモである ============================================================== 大手紙は東京新聞をのぞいてはほとんど報道しないが、毎日のように沖縄では辺野古移設反対のデモが現場や米軍基地前で行われている。 きょう7月23日の東京新聞も、きのう22日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で約2千人が「人間の鎖」をつくって抗議集会を開いたと報じている。 胸に迫る抗議だ。 究極の抗議である。 しかし、現場の人間や米軍基地の人間には決定権はない。 デモは、決定権者を追いつめる形で行う事が効果的だ。 決定権者とは誰か。 それは、現場の人間や米軍基地の人間ではない。 外務省や防衛省ではない。 安倍官邸でもない。 米国政府だ。 そして、日本における米国政府とは、ホテルオークラに近接している米国大使館である。 米国大使館を取り囲むデモや人間の鎖こそ、もっとも効果的なデモだ。 だからこそ厳重な警備がそれを許さないだろう。 しかし、玄関前でなくてもいい。 遠巻きでもいい。 デモが許される範囲で合法的に行えばいいのだ。 毎日、毎日、明けても暮れても、雨の日も風の日も、皆が力を合わせて分担して反米デモを米国大使館前で行えば、間違いなくボデーブローのように効いてくる。 ましてや四面楚歌のトランプの米国だ。 そのトランプの米国に対して、かつてないほど日本で反米感情が高まり、それが米国国内や世界のニュースに報じられるようになると、トランプは考え直すだろう。 普天間など止めてしまえと。 在日米軍など撤退してしまえと。 私は冗談で言っているのではない。 デモは米国大使館前を取り囲むのだ。 ハガティ駐日大使の着任日にあわせて最大規模のデモを起こすのだ。 米国が最も恐れて、そして弱いものは、反米感情の高まりである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)