□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１７年７月３日第５２１号
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  　　都知事選惨敗の夜にトランプ大統領と電話会談した安倍首相

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　きょう７月３日の各紙が小さく報じた。

　ホワイトハウスはトランプ大統領が２日夜（日本時間３日午前）に安倍首相と電話会談を行うと発表したと。

　このホワイトハウスの発表がその通り行われたとすれば、安倍首相は都知事選惨敗を知った上でトランプ大統領と話をしたはずだ。

　いや、トランプ大統領こそ、都知事選直後を選んで電話した事になる。

　ホワイトハウスの報道によれば、同じ時に習近平主席とも電話会談するという。

　８日からドイツで開かれるＧ２０首脳会議を前にして北朝鮮問題などについて中国や日本と協議するのが狙いだという。

　しかし、少なくとも安倍首相との会談では、都知事選の惨敗を受けて、政権維持はだいじょうぶか、という話になったことは間違いない。

　いまや、あらゆる首脳を敵に回すような発言を繰り返しているトランプ大統領にとって、何でも言う事を聞く首脳は日本の安倍首相ぐらいだ。

　ひょっとして、都知事選惨敗必至の情報を知って、大丈夫か？と電話して来たのではないか。

　いや、もっと単刀直入に、都知事選で負けたぐらいで辞めるようなマネはするなと命令するために電話したのかもしれない。

　これに励まされた安倍首相は、米国に支持される限り安泰だと勇気づけられて、「絶対に辞めません」と、トランプ大統領に答えたのではないか。

　メディアはその事を検証して国民に知らせるべきだ。

　もし安倍首相がこのまま首相の座に居座るなら、間違いなくトランプに勇気づけられたのだ。

　安倍首相の外交は、今後ますます対米従属一辺倒になって行くに違いない（了）


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編集・発行：天木直人

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