□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2017年4月20日第327号 ■ ============================================================= 加計学園疑惑の核心を特集した週刊文春4月27日号の衝撃 ============================================================== スクープ記事は女性セブンだけではない。 今度は週刊新潮と週刊文春だ。 今日発売の週刊新潮(4月27日号)は中川俊直議員の不倫、重婚、ストーカー疑惑を報じた。 このスキャンダルは既に事前に報道されて中川議員も経産省政務官を辞職し、個人的なスキャンダルだから、政治的には大した話ではないが、週刊文春の記事は安倍政権にとって致命的になりかねない一大スキャンダルだ。 すなわち週刊文春(4月27日号)には「安倍夫妻『腹心の友』加計学園に流れた血税440億円!」という見出しの一大特集記事がある。 この加計学園疑惑は、これまでもメディアで取り上げられ、国会でも追及されてきたが、森友学園疑惑ほど騒がれなかった。 しかし、加計学園疑惑の方が森友学園疑惑よりはるかに深刻であり、安倍首相を直撃する疑惑だ。 そのことがこの週刊文春の記事でよくわかる。 森友学園疑惑が幕引きされようとしている中にあって、野党はいまこそ本腰を入れて加計学園疑惑を徹底糾弾すべきだ。 なにしろ加計学園疑惑は、安倍首相自身の「心の友」が起こした疑惑である。 そして、私はこの記事で初めて知ったのだが、昭恵夫人もまた関与していたのだ。 すなわち、森友学園の籠池氏に、政府から援助を得るためには加計学園を訪れて見習らったらどうかと紹介していたのだ。 そして、使われた血税の総額は、地方自治体からの補助金を含め440億円もの巨額に上る。 何よりも、国家戦略特区を利用した国家的犯罪が濃厚だ。 もう一度言う。 野党は森友疑惑の追及や共謀罪阻止より、この加計学園疑惑を優先して徹底追及すべきだ。 よく勉強して、安倍首相が逃げられないほど核心をついた質問を行うべきだ。 もし国民が森友学園疑惑の時と同じように、この加計学園疑惑について詳し知るようになれば、今度こそ安倍首相は逃げられない。 平成の一大スキャンダルに発展する。 そう思わせる今日発売の週刊文春の記事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)